BEAUTY
毎日のバスタイムで綺麗が加速! 入浴効果を高める入浴剤
Reported by Nitta Akiyo
2022.4.15
一日の終わりを締めくくるバスタイム。入浴は体を清潔に保つためだけでなく、疲れをとったり、リラックスしたりと、さまざまな効果をもたらしてくれる。そんなバスタイムをさらに充実させるために活用したいのが入浴剤だ。お湯を柔らかくしたり、疲労回復効果を促進したり、肌を保湿したり……と、入浴によって得られる効果を高めてくれるのだ。毎日のバスタイムを極上の美容タイムに変える、おすすめの入浴剤をタイプ別に紹介しよう!
入浴がもたらす3つの作用
日本は水が豊富なこと、四季があり湿気が多い気候などから、昔から湯船につかる習慣がある。湯船につかることで一日の疲れがとれ、幸福感がもたらされるなど、シャワーだけでは得られないプラスαの効果があることをDNAレベルで知っているのかもしれない。ではここで、湯船につかることで得られるメリットをリストアップしていこう。
① 温熱作用
温かい湯船につかることで血行がよくなり、酸素や栄養が全身に行き渡りやすくなる。血管が広がり、老廃物の排出を促す効果も。これは全身浴でじっくりと体を温めることで起こる現象なので、シャワーだけでは十分な効果を得ることができない。
② 水圧作用
湯船につかることで全身に水圧がかかり、湯船の中では胴回りが3〜6㎝も小さくなっているのだとか。穏やかなマッサージ効果が生まれ、温熱作用同様に血行を促進させるため、むくみ解消などの効果をもたらす。
③ 浮力作用
湯船の中では浮力が生じ、体重が10分の1程度に。全身を支える筋肉や関節が重力から解放され、全身がゆったりとリラックスした状態になる。
入浴剤を取り入れて、入浴効果をさらに高めて!
湯船につかることで得られるメリットをさらに高めてくれるのが入浴剤だ。まず、何も入れていないさら湯に比べ、入浴剤を入れたお湯は柔らかくなり、肌への刺激が軽減する。さらに、入浴剤の種類によって、血流促進や発汗効果をアップさせたり、肌を保湿したり……と、さまざまな効果をもたらしてくれるのだ。その日の気分や体調にマッチする入浴剤を選ぶことをおすすめしたい。
肩こりや腰痛が気になる→血流促進効果を高めるタイプを
デスクワークやスマホの操作などで、現代人の肩や腰には負担がかかりがち。肩や腰に重さやこりを感じるときは、体の芯から温める効果があるといわれる重炭酸湯や酵素浴を、自宅で再現できるものをリコメンド。
炭酸ガスが湯中に溶け出すと同時に「重炭酸イオン」に変化。水に溶けにくくすぐに揮発する炭酸ガスとは異なり24時間濃度が持続するので、追いだきにも対応できる。お湯のpHが中性になるので赤ちゃんや敏感肌の人にも最適。
美容業界で話題の「発酵温浴nifu」が自宅でも温活できるように開発した入浴剤。食品レベルで安心できる純国産の自然由来の原料だけを使用。ナチュラルで優しい香りに癒やされる。
体の重さが気になる
→発汗効果を高めるタイプを
疲労の蓄積などにより体の重さを感じるときは、ミネラル成分が豊富な岩塩やクレイタイプの入浴剤のセレクトを。ミネラル成分が肌の表面に薄い膜をつくることで、発汗・保温効果がぐんとアップ。
塩化マグネシウムや塩化カリウムをはじめとする全60種類にものぼるミネラル成分をたっぷりと含有する死海の天然塩を使用したバスソルト。マグネシウムには筋肉の緊張を和らげる効果も。
新潟県の糸魚川のクレイに精油をブレンド。粒子が細かいクレイは多孔質で吸着力があり、毛穴の汚れまで落としながら、肌をしっとりと保湿。クレイによるアーシング効果にも期待できる。
肌の乾燥が気になる
→保湿効果も高いタイプを
肌の乾燥が気になるときは、湯船につかるだけで全身を均一に潤わせてくれるバスオイルがおすすめ。またお湯の中では、皮脂や角層内の保湿成分が流出しやすくなっているため、乾燥が気になる場合、長湯は禁物。
オーガニック認証のアルガン・ホホバ・アーモンドオイルに、プラセンタやプロテオグリカンなど、33種の美容成分を配合したリッチなバスオイル。週に2回の使用で、肌がしっとりと潤い、ハリ感もアップする。
植物オイルに海洋由来の保湿成分をプラスしたナチュラル処方。お湯に溶かすと乳白色に。天然精油を使用した香りも心地よい。入浴後はもっちりとしたあと肌に整う。
毎日のバスタイムを充実させる入浴剤。お気に入りを見つけて、お風呂を極上のリラクセーションスポットに。ストレスフルな生活を送る現代人の強い味方になってくれるはず。
Photo: HISAI KOBAYASHI
Content Writing
Akiyo Nitta | 新田晃代
Beauty Editor
大学時代から女性誌づくりに携わり、大学卒業後フリーランスの美容エディターに。スキンケアやメイクにとどまらず、ヘアケアや美容医療にも精通。女性誌や美容専門誌、WEBメディアでの執筆にくわえ、化粧品やサプリメントの開発やコンサルティングにも携わる。