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BEAUTY

“エンビロン肌”に似合うメイクとは? プロが指南するツヤ素肌のいまどき顔

Reported by Satoko Takamizawa

2021.3.15

よく言われることだけれど、ベースメイクは極力薄めのほうが美しいし、もちもいいもの。「エンビロン」で美肌を育てた人のなかには、「ファンデーションを塗らないほうが綺麗に見える」という声も。では、補整不要の“エンビロン肌”にはどんなメイクが似合うの?———という疑問に答えてくれたのは、トレンドを熟知しているモード派ヘア&メイクアップアーティストの佐川理佳さん。エンビロンでニキビ悩みを克服したというピカピカ肌の持ち主をモデルに、「ノーファンデでこなす春メイク」を披露!

「薄いほど綺麗」を追求し、ノーファンデに

今回、モデルをつとめてくれたのは、エンビロンを使い始めて12年になるという神内 彩さん。かつてはニキビに悩まされていたというのが信じられないくらいの、見事なベビースキンの持ち主だ。普段から肌ケアへの余念がなく、ビューティトレンドにも敏感。日々、いろいろなアイテムも試しながら、SNSでレビューなども発信しているそう。

神内さんの基本スキンケアは「C-クエンス」シリーズ(セラムはもちろん4番)。花粉の時期はデリケートシリーズを使うなど、自分の肌状態を見極めつつケアに励むことで、すっぴんでも毛穴レスな美肌に。ここ3年ほど、日焼け止めを塗るだけでファンデは使わなくなったのだとか。

スタジオに現れた瞬間「なんてキレイな肌!」「触りたくなっちゃう」とスタッフをくぎ付けにした美肌に、「ファンデいらずですね」と佐川さんもきっぱり。ベースメイクは下地のみで、デイリーにこなせるナチュラルメイクを提案してくれた。

ベビーのようなうぶ肌の、ヘルシー美人メイク

あどけない可愛さすらにじむ、ベビーのようなツヤ肌は補整なし。チークは練りタイプのほのかな血色カラーを軽くのせたけれど、本来の赤みが強い人ならそれすらなしでもいいほど。

眉とアイカラーのヨレを防ぐため、ツヤ感あるパウダーを目元にのせるのがポイント。その後でアイブロウパウダーやアイカラーを使うと、崩れにくく美しいアイメイクに。肌の美しさを損ねないよう、額や頬にはパウダーを使わないのが鉄則だ。

目元や頬のツヤはハイライトパウダーではなく、肌そのものからにじみ出る自然なもの。淡い色やちょっぴりのポイントメイクが映えるのも、素肌の綺麗さゆえ。

ナチュラルメイクなら、基本は「自分の血色感の延長」のカラーで。目元はちょっぴりオレンジを含んだコーラルで、いい意味で存在感なく溶け込むように。肌のツヤを際立たせるためリップはマットテクスチャーを選んだそう。肌は負担のかかりにくいUV「ラドエンリッチドサンクリーム」のみで仕上げた。

2021春にトライしたい、甘くない大人のピンクメイク

次に佐川さんが見せてくれたのは、春のトレンド代表カラーであるピンク。といっても「コーラルを含んだ、大人っぽくて上品なピンクメイクです。この春は、青みピンクよりも日本人に似合う、ベージュやブラウン寄りのピンクがたくさん登場しているのでぜひトライを」(佐川さん)

お出かけの日などエレガントな装いに合わせたい、明るさと柔らかさたっぷりのメイク。肌の美しさを生かすためにファンデは最小限で、ナチュラルな血色感の延長をポイントメイクに。大人の女性でも肌から浮かず、派手ではないけれど華やかさのある仕上がりだ。

アイホール全体にピーチピンクをのせ、同じパレットの締め色をアイライン代わりにしたシンプルメイク。ファンデーションは大きめのブラシで小鼻や眉間、眉など崩れやすいところにのせただけ。鼻筋は本来のツヤを残したほうが、フレッシュ感が出せる。

自分ではあまりピンクを使わないという神内さんも、高揚したような血色カラーのメイクには大満足。素の美しさがより際立ち、かつトレンド感が出せるいまどきピンクは必携かも。

使用したのはいまどきピンクを詰めたアイシャドウパレット。左上のコーラルピンクを上下まぶたに広くのせ、下のゴールドを目頭に、右のピンクブラウンをアイライン代わりにして優しげな目元に。ほんのりツヤと血色感のあるチークとリップを合わせ、ごく自然な、ヘルシーな女性らしさを表現。

マスクの日も崩れにくいメイクは、極薄が鉄則!

こういった薄いベースメイクは見た目も美しいし、マスクをしても崩れにくいというメリットも。鼻筋や額に肌本来のツヤが宿っていれば、マスク越しでもその綺麗さは伝わるもの。「マスクの中は、どうしても蒸れます。また、マスクを外すと一気に乾燥するので、朝の保湿はしっかり行ってください」(佐川さん)

“泉のような潤い湧き出る肌”には、抜け感あるメイクを

日々、女優やモデルに接して美人には慣れているはずのヘア&メイクアップアーティストの佐川さんも、神内さんの美肌にはびっくり。しかも、自身もエンビロンを愛用していてベースはごく薄めに仕上げる主義ゆえ、ふたりのビューティトークは白熱。「朝のスキンケアの後、メイクするまでに20分は間隔を空けるのがおすすめ。コスメの油分が肌にしっかり浸透してからメイクすれば崩れにくくなります」

もともとは肌が強くなかったのに、すっかりトラブル知らずになったと語る神内さん。「友人からも“ファンデは何を使っているの?”とよく聞かれます。塗っていないと話すと驚かれるんですが、丁寧にスキンケアしてれば、ファンデを塗らないほうが綺麗に見えるんですよ」

ふたりとも美容液は「4」を使っているけれど、使い始めの頃はそれなりに肌に反応が出ていたそう。「特に、ニキビがひどくてエンビロンを試し始めた頃は、ニキビが活性化するなどの反応が続きました。ベテランの先生を信じて続けたところ、半年ほどで落ち着き、8カ月もすぎる頃にはニキビが出なくなったんです。今でも調子を崩したときはビタミンA濃度を下げて使うなど、自分なりの付き合い方を確立しました」(神内さん)

「肌が綺麗だと、ベースメイクは最低限で済みます。引き算でメイクすると抜け感が出ますし、“頑張った感”がないほうが今っぽいので、スキンケアは大切だなと実感します」(佐川さん)。スキンケアでコツコツと育てた美肌には、その人のメイクも、おしゃれも変えてしまうほどのパワーがあるのだ。

Rika Sagawa | 佐川理佳

Hair&Make-up Artist

雑誌や広告ビジュアルで活躍しているヘア&メイクアップアーティスト。その人らしい綺麗を引き出すテクニックと、トレンドを反映させたメイクに定評が。モデルからの指名も多く、日本のビューティシーンを牽引する存在。
https://www.instagram.com/rikasagawa/

Photo: Mari Hamada

Editor’s Note取材メモ

  • 佐川さんのキレイの秘訣は、心と体のケアにあり

    ポジティブなオーラをまとって撮影現場に現れた佐川さん。けれど、本人いわく「心身ともになかなか疲れが取れなくて、元気がない時期があったんです」とのこと。そんな調子の悪さを克服するきっかけになったのが、サロン「BHY」を主宰する尹 生花先生との出会いだったそう。施術を受けるのみならず、漢方茶やお粥を摂るといった食事指導も受けて、体調もメンタルも整ったとか。メイクでいくらでも綺麗を作れる美のプロだけれど、それもスキンケアやインナーケアで育む“素材の良さ”あってこそなんだなと実感。だからこそ、忙しくても自分の心身を大切にする姿勢に感銘を受けたひとときだった。

Content Writing

Satoko Takamizawa | 高見沢里子

Beauty Editor

美容エディター。『25ans』『VOGUE JAPAN』編集を経てフリーランスに。『ELLE』『Harper’s BAZAAR』などのWEB・雑誌記事の構成・執筆のほか、広告や書籍の編集も多く手掛ける。自身も敏感肌でアレルギーがあるため、「強い肌ほど美しい」をポリシーに、健康に裏打ちされたビューティを目指して日々切磋琢磨している。