BEAUTY
ニューノーマル時代の今、過酷な都市環境から私たちの肌を守るには!?
Reported by Yumiko Murata
2021.4.15
紫外線や大気汚染以外にも、都会にはさまざまな刺激物が潜んで、日々私たちの肌を脅かしている。どんなものが私たちの肌を脅かしているのか、正しい実態を知り、きちんとケアをすることが健康的で美しい肌を守るための必須条件に。
都市における空気汚染や乾燥ダメージは、日々深刻に……あなたは大丈夫?
これからの季節、日差しが強くなり、日焼けによる肌トラブルを気にする人も多いはず。だが、今や、紫外線だけが私たちの肌を脅かす存在ではない。例えば、肌表面について直接的な刺激となるのが、花粉や黄砂。肌に付着することでカサつきや肌荒れなどが出やすくなるといわれている。またさらに厄介なのがPM2.5などの化学物質。肌のバリア機能に影響を与え、肌の水分が蒸発したり乾燥してハリが不足するなど、肌ダメージを促進させる恐れがあるのだ。
これらに加え、最近、注目されているのが、室内の汚染物質だ。ホコリやハウスダストなど、実は室内には数えきれないほどの刺激物質があり、その濃度は屋外に比べて2~5倍になることもあるという。さらにデジタル化が進むことでパソコンやスマートフォンに向き合う時間が増え、ブルーライトを浴びる時間も増えている。
ニューノーマル時代の今、自宅で過ごす時間が長いということは、それだけ肌を劣悪な環境にさらしているということ。ひょっとしたら1年前と比べて、肌が敏感になっていると実感している人もすでに多いかもしれない。
そんな私たちの強い味方。新しい生活をサポートするビューティアイテムも登場
当たり前となったマスク&リモート生活。肌や心の変化に伴い、ビューティアイテムのラインナップもこの1年間でずいぶんと変わってきたように思える。まず、マスクを清潔に、かつ快適につけるためのオイルやミストのほか、アロマシールのようなものも登場。呼吸を楽にしながら、アロマの香りを楽しむなど、どうせつけなくてはならないマスクを少しでも気持ちよくさせたいという心の表れだろう。
このようにちょっとしたアイテムの取り入れ方で、ストレスをなくし、快適に過ごすことは可能だ。つまり、今、私たちを取り巻いている劣悪な環境からも、ほんの少しの意識の違いで守ることができるはず。そしてそれをするかしないかで、未来の肌は大きく変わってくるに違いない。だって自分の肌を守るのは、自分しかいないのだから。
エンビロンからポリューション
(大気汚染物質)による
肌へのダメージに着目
“アドバンスド プロテクション”
2品が誕生
肌をシールドし、バリア機能をサポートするミストローション
注目したいのが、この春登場したミスト状のこちらのスキンローション。肌表面にバリアを形成し、外的刺激から肌を守るエンビロン独自成分ボリュストップを配合。さらにビタミンCとボタニカルエキスによって、ブルーライトの影響を軽減する効果も。そのほか、肌のバリア機能をサポートするなど、私たちの肌を都市環境由来の外的刺激から守ってくれる。
朝晩のスキンケアの最後にスプレーすることで、軽いミスト状のシールドが肌表面を保護し、バリア機能をサポート。メイクの上からも使用できるので、外出の際には持ち歩いて、こまめに吹きつけるとより効果的だ。
さらに週に2~3回のスペシャルケアで、ゆらぎにくい肌に
さらにスペシャルケアとしておすすめなのが、クリーム状のこちらのマスク。肌の汚れを吸着する炭や、天然のクレイミネラルであるカオリンが環境によるさまざまな肌汚れを吸着。同時にシアバターやホホバオイルなどの保湿成分が、肌をしっとり柔らかく保ち、バリア機能をサポートしてくれる。
使用方法は、洗顔・トーニング後の肌に、目と口まわりを避けて適量を塗って20分ほどおいて。マスクは基本的に手でつけて大丈夫だけれど、ブラシで塗布してもOK。洗い流すときは、円を描くようにやさしくマッサージをしながら、ぬるま湯ですすいで。これだけで、まっさらでしっとりとしたピュア肌を実感できるはず。週に2~3回の使用がベスト。
Editor’s Note取材メモ
-
ミストローションとマスク、さっそく使ってみた!
室内の汚染物質の濃度が屋外の2~5倍もあるとは……。コロナ禍でリモートワークが増え、家にいる時間が長くなったここ一年、どれだけ肌を過酷な環境下にさらしてきたかと愕然。
早速、使い始めたのがエンビロンの「ディフェンス スピリッツ」。ミスト状のスキンローションで、スキンケアの一番最後にスプレーすればよいという手軽さがなんとも魅力だ。それでポリューションだけでなく、ブルーライトからも肌を守ってくれるのだから、これほど頼もしいものはない。さらに心なしか肌にツヤが出た気がする。
そして感動したのが「 ピュリファイングマスク」。炭やクレイが含まれたグレーのクリーム状マスクは、いかにも汚れを吸着しそうな見た目。それでいて肌にのせて20分置いてもパリパリに乾くことなく、すすぐときもなめらかに落とすことができた。そして“しっとり、つるん”な肌に! 肌色も一段明るくなったようだし、その後に使ったスキンケアアイテムの浸透もいつもよりよく感じた。
スキンケアは“攻め”も大事だが、何より“守り”ができていなければ不完全だ。まずはこの2品をお守りコスメとして常備しておくことで、健やかな肌をキープしていきたい。
Content Writing
Yumiko Murata | 村田由美子
Beauty Editor
元『ELLE』ビューティ ディレクター。ファッション誌のビューティ担当を20年以上続け、フリーランスに。『エル・ジャポン』『エル・オンライン』のほか美容誌などでも執筆。食べることと赤ワイン、南の島をこよなく愛し、美容に悪いと思いつつもバカンスでは太陽をたっぷり浴びている(その分ケアもしっかりしています笑)。趣味はダイエットと歌うこと。